もしかしたら私も犠牲者に…
- 店主すー
- 10月20日
- 読了時間: 3分

各地で熊の被害が続いていますね…。
そんな中、皆さんにも是非聞いて欲しい事があります。
皆さんは先日の16日「岩手県北上市の温泉で、露天風呂の清掃中に行方不明になった60才の男性従業員の方が、熊に襲われお亡くなりになった」という事件をご存知でしょうか?
私はそのニュースを聞き、とても他人事とは思えませんでした…。
と言うのも、
その事件があった2週間前から私はほうぼう屋の秋休み中で故郷・岩手県北上市に帰省中だったんです。
しかも事件があった数日前、今回の事件があった温泉の目と鼻の先にある別の温泉宿に宿泊し、そこの露天風呂を何度も利用させてもらっていたから。
つまり、もしかしたら私だって被害者になっていたかもしれないという訳なんです…。
しかも今回の事件があった場所は、
人里離れた山奥のバラックみたいな露天風呂ではなく、周りには民家も結構あるホテルの露天風呂。私は以前その温泉にも行った事があるので分かるんです。
そして今回は、熊が出会い頭にビックリして身を守る為に襲ったのではなく、柵を越して人を引きずり持ち帰って食材としていた訳ですから自発的に襲ったという事です。
従業員の方は本当に本当に怖かったろうと、そしてどんなに無念だった事か…。
心からお悔やみ申し上げます。
ほうぼう屋には山登り好きな方や熊を見る為にわざわざ北海道に旅行に行くというお客さんも居ます。
もしそういう方が被害に遭ってしまったら「熊が居る所に行く方が悪い。自己責任。」と言う方もいるかもしれません。
しかし今回は、こっちが行かなくても向こうからやって来てるんだから訳が違います。
この頃では市街地のスーパーや民家の中にも平気で入って来るぐらいなので、もはやどこまでが安全地帯かなんて分からなくなってるんですよね。
けれど、これだけ被害者が出ているというのに、熊の駆除に対して動物愛護団体からはクレームが殺到しているという事です…。
熊の生息域に人間が侵入してしまったからとか、餌が確保出来ない気象状況も人間が悪いとか、色んな事情は分からなくもありません。
しかし被害者のご家族はそんなふうに思えるでしょうか?
そんなクレームを入れる人は、もし自分の身内や子どもが犠牲になっても「熊は殺さないでくれ!」と言えるのでしょうか?
他人事として批判するのは簡単ですが、いつも肉や魚や植物を殺して食べている人間が熊は殺すなと言うのは、何とも身勝手な気がします…。もはや熊にとっては人間も餌なんです。
東京周辺でも熊の目撃はどんどん都心部の方に近づいてきているそうです。
皆さん、お出かけの際はくれぐれも十分にご注意下さい!
店主すー






コメント