Bluesを受け継ぐ女の子「Rei」
- 店主すー
- 2024年3月4日
- 読了時間: 3分

昨日は「雛祭り」だったので、
ほうぼう屋では女性の歌うBluesばかりを流しておりました♪
その中で今回、
皆さんに是非ご紹介させてほしい方がいるんです。
日本が誇る新時代のブルーズギタリスト&シンガーソングライターのReiさんです!
彼女は昨年放送されたNHKのドラマ「ミワさんなりすます」で、ほうぼう屋がロケ地となった「BARらすべがす」の店主ゆき役でご出演されていた事は、皆さんも記憶に新しいですよね。(でも本業はミュージシャンなんです)
実はそのドラマがきっかけで、
私は遅ればせながら彼女の存在を知ったという訳であります。
ドラマ放送後には Reiさんのファンの方々がほうぼう屋を訪れてくれる事が度々ありました。
そして、これまで発売された彼女のアルバムを「是非ここに置かせて頂き、皆さんにも聴いてもらえたら嬉しいです」と店に寄贈してくれた方もいたんですm(_ _)m
そして彼女が現在に至るまでの経緯なども詳しいエピソードを交えいろいろ教えて頂きました♪
ここからはちょっと長くなりますが、
ご興味を持った方には是非とも読んで頂きたいのであります!
Reiさんは1993年兵庫県生まれという事で、
何とほうぼう屋と同い年!
幼少期はアメリカで過ごしていた事もあり英語が堪能で歌詞も英語のものが多いんです。
そしてそのキュートな声や見た目とは裏腹に、凄いギターの腕を持っていて多くのプロギタリストからも一目置かれる存在に。
元々はクラシックギタリストを目指していたそうですが、その後BluesやRockといった古い時代の音楽から沢山の影響を受け、何とブラインド・ブレイクやジョニー・ウィンターといった超渋いブルーズマン達のカバーもやっているんですよね。
そんな彼女は小学3年生のころから地元のライブハウスに立ち演奏を始め、5年生の時には何とあの日本のブルースバンドの草分け的存在ウェスト・ロード・ブルース・バンドのメンバーと一緒にステージに立ち永井ホトケさんや塩次伸ニさん達からも一目置かれたのだとか。
本当に凄い話ですよね〜(O_O)
しかし「小学生とBluesは釣り合わない」などとコアなBluesファンからは批判も相当されたそう。
これはReiさんのBluesだったろうなぁ…。
私がほうぼう屋を立ち上げた後、黒人のお客さんから「お前らイエローにBluesなど分かるわけがない!」と批判された事を思い出しました。
よくある話ですが、熱狂的なファンを持つ世界では、閉じられたコミュニティの中で違う価値観の者を排除しようとする傾向が…。
私はそういう排他的な部分が大嫌いで、ほうぼう屋は絶対そういう場にはしない!と決めています。
そんな彼女の作品を聴くと、
いわゆる3コード12小節で展開する「THE BLUES」ではなく、どの型にもハマらない無国籍なポップソングといった感じです♪
ゴリゴリのBluesを期待して聴くと「…?」となるかもしれませんね。
しかし「Bluesは玄人向けの難しい音楽で敷居が高い」と感じている方々にはスンナリ聴けるのではないのでしょうか。
そして彼女の音楽が好きだと感じた方は、
自然と彼女の音楽のルーツともなったBluesに興味を持つはずです。
つまり、Bluesへの橋渡し的存在にもなってくれる貴重な方ではないのかなぁとも。
彼女は今でもライブのサウンドチェックやアンコールの時には、
必ずゴリゴリのBluesをやっているそうですよ♪
店主すー






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