

スティーヴ・クロッパー、どうぞ安らかに。
寂しい話題が続いてすみません…。 昨日12月3日、 ブッカー・T&ザ・MG’sやブルース・ブラザーズでの活躍でも知られるギタリスト、 スティーヴ・クロッパーが旅立ってしまったそうです…。享年84歳。 この方は自分がガンガン前に出て目立つプレイをするというより、シンガーやバンドメンバー、そしてオーディエンスを気持ちよく盛り上げる事に終始徹していた「職人ギタリスト」だったように思います。 そして何と言っても、ギタリストとしてだけでなく、プロデューサーや作曲家としても活躍された方でした。 ほうぼう屋のCD棚にある音源の中で、この方が参加してるアルバムは数知れず。(この写真以外にもまだまだあります。) オーティス・レディングが亡くなる直前に録音されたあの名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」だって、実はクロッパーの作品なんですよね。 今日は久々に忌野清志郎さんのソロアルバム「メンフィス」を聴きました♪ この作品も、彼が敬愛するクロッパーをプロデューサーに迎え、清志郎さんが憧れたオーティスのバックバンドだったMG’sとメンフィスで録音したものです。...
店主すー
2 日前


遥かなる河
先日からクリスマスツリーが登場(^^)/ それにしても、ここ数年リアルタイムで影響を受けた方々の訃報が続いていて寂しいです…。 去る11月24日、 ジャマイカ出身のレゲエミュージシャン、ジミー・クリフの訃報も。享年81歳。 この方はレゲエに限らず様々なスタイルの曲を歌ってきましたが、そんな中でなんと言っても「Many Rivers to Cross(遥かなる河)」という曲は私にとって凄く思い入れが深いです。 それはレゲエというよりスケールの大きなゴスペル・バラード♪ 「超えなければならない河が沢山ある。 でもどうやったらいいのか分からない。 道に迷っている…。」 苦しみに耐えながらも決して諦めない、という強い意志を歌っています。 その歌声は、まるで社会の底辺で生きる人間の「祈り」のよう。何度聴いても胸が締めつけられるんですよね…。 初めて聴いたのは10代だったけど、 そこから月日が流れ60代になった今でも、迷った時や落ち込んだ時にはこの歌に励まされてきたように思います。 この頃ほうぼう屋ではブルースの合間にその曲が入った映画『ハーダ
店主すー
3 日前


ヒロさん、ゆっくり休んでくださいね。
去る11月25日、 ハーモニカ・プレイヤーの西村ヒロさんが69歳で旅立ってしまいました。 実は最近、 お客さんのブルースハーピスト・Sちゃんと「ヒロさんの体調大丈夫かな…?」と話していたばかりでした。 気になったのでネットで近況を調べたりしていたのですが、突然の訃報には本当にショックでした…。 ヒロさんとの出会いは32年前、ほうぼう屋が開店してすぐの頃。 ギタリストの故・岩田浩史さん達と一緒に店を訪れてくれたのですが、その時の事は今でもハッキリ覚えています。 何と言っても、酔っ払ったヒロさんが初対面の私に向い「あなたは何者だ〜⁈」と挑発的に話しかけてきたんです(O_O) なのでヒロさんが凄いハーモニカ・プレイヤーだとはつゆ知らず、すかさずハープを「ブワワワ〜ン♪」と鳴らしてみせたんですよね。 そしたら何とヒロさんがポケットからハープを取り出しそれに応えてくれて、結局朝方まで延々とセッションが続いたという忘れられない思い出が…楽しかったです♪ ヒロさんのハープはブルースだけでなく、 クラシックや映画音楽などのスタンダード・ナンバーもブルース
店主すー
11月28日


カティサークが登場する映画『グリーン・ブック」
前回ご紹介した限定仕入の ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー「カティ・サーク」 そちらが登場する今の季節におすすめな作品というのが、 映画『グリーン・ブック』(ピーター・ファレリー監督、2018年) お話は1962年の9月〜クリスマスのアメリカが舞台。 北部ニューヨークに住むジャマイカ系黒人クラシック&ジャズ・ピアニストのDr.シャーリーが、 口が上手くて腕っぷしが強い(=問題解決能力が高い)イタリア系白人のトニーを運転手として雇い、 人種差別根強いアメリカ南部へコンサート・ツアーの旅に出るという、ロード・ムービー。 最初は仕事のために付き合い始め、全く気が合わなさそうな2人なのですが、旅の中で交流を重ねてゆくうちにお互いを知り、友情が生まれてゆくんです。 アカデミー賞作品賞等も受賞しました。 その劇中で黒人ピアニストのDr.シャーリーが、 毎晩1本のカティ・サークを宿のバルコニー等でひとり寂しそうに飲んでいるんです。 Dr.シャーリーは劇中で、 「黒人でもなくて、白人でもなくて、まともな男でもないなら、一体私は何者なんだ!?」 という言葉
スタッフK
11月20日


私もいっぱい抗ってきました(笑)
皆さん、 西荻では今年も「トロールの森 」が始まってますよ〜! 「トロールの森」とは、 「美術館ではなく日常生活のなかでアートと出会う」をテーマに、 JR西荻窪駅〜杉並区の都立善福寺公園を舞台に開催される国際野外アート展。 今年のテーマは「ARAGAU(抗)」 2025年11月3日〜23日まで開催されています。 そんなアート展が開催される中、 ほうぼう屋の花壇の所に展示されているのは「巡るブレストマンガ」という企画。 これは、マンガを通して人や地域とのコミュニケーションを試みるプロジェクトなのだそう。 そして何とこのマンガは、 アーティスト・関口いちろさん指導の元に桃井第四小学校の生徒さん達が描いたもの! このストーリーマンガは、「ネリオのこみち」→「THE FLAT STADIUM」→「ほうぼう屋」→「Boite」という巡回になっていて、「歩きながら物語を読み進める」というカンジになっているんです。 いやぁ〜それにしても、このおじさん看板・ E.Eキングよく描けてますよね!(拡大して観てみて下さい)小学生がほうぼう屋の看板を描いた作品と
店主すー
11月12日


ほうぼう屋は、何やらドイツにご縁があるようです。
「ドイツのガイドブックに、何とほうぼう屋が(O_O)」 というお話を昨日させて頂きました。 それで思い返してみると、 ほうぼう屋のお客さんの中には「ドイツに興味がある」とか「ドイツに留学体験がある」という方々が何故か実はいっぱい居て、 私は何やらご縁があるなと感じている国だったんです。 例えば実際にドイツ留学体験があるブルース・マニアの常連Nさんは「ドイツのブルースシーンはとても熱かった!」といろいろ教えてくれました♪ たしかに昔、米国のブルースミュージシャンの中にも欧州に活動の場を移した方々が結構居たんですよね。 また、今は大阪に移住してしまったかつての常連R君は、大学で哲学を専攻し1年間ドイツに留学していたのだそう。 彼からはドイツの哲学者・ニーチェやドイツのビールについてもアレコレ教えてもらいました。(ニーチェは難しくてよく分からんかったが(^^;) そしてビールと言えばもう1人。 店内の生ビールサーバー横にいつも吊り下げてあるドイツ語のサインプレート(写真)は、ドイツ好きのKさんがほうぼう屋で出会ったTちゃんと結婚し、ドイツに新婚
店主すー
11月6日


ニューオリンズ名物「ハリケーン」好評につき延長中♪
限定カクテル&モクテル 「ハリケーン・ニューオリンズ・スタイル」 昨年は夏季限定でしたが、 好評につき特別に今年は秋にも延長提供しています! JazzやBluesの本場・アメリカ南部ルイジアナ州ニューオリンズの名物カクテルで、観光ガイドブックには必ず載っているフルーティーでパンチの効いた一杯! 最近、材料もちょっとパワーアップしました! その辺ではなかなか見かけらない一杯、 ほうぼう屋のアメリカ南部料理と一緒に是非お試しあれ♪ スタッフK
スタッフK
10月28日


映画『罪人たち』オススメです(^^)
ここ数ヶ月、 ほうぼう屋のお客さん達の間でちょくちょく話題に上がるのが『国宝』と『罪人たち』という映画。 なかなか映画館に行く時間が確保出来ぬまま、そうこうしてるうちに『罪人たち』の方は上映が終わってしまったんです…。 けれどスタッフKから「もう配信が始まった!」という事を聞き、彼の奢りで早速2人で観てみました。 そしたら、めっちゃ面白かったんです!! そこで皆さんにも是非ご覧になって頂ければと思い、 今回はちょっとその映画をご紹介させて下さい(^^)/ 作品の舞台は今から93年前の「今日」! 1932年10月15日、ミシシッピ州クラークスデイル。 写真は、ほうぼう屋の店内に貼ってあるミシシッピ州デルタ地帯の地図を描いたポスター。この真ん中辺りにあるのがクラークスデイルで、デルタ・ブルースの中心となった街です♪ 映画のお話は、 その街に新しくオープンしたジューク・ジョイント(酒場)で起こった1日の出来事について。 なんとそのジューク・ジョイントに、 アイリッシュ系のアパラチアン・フォークを演奏する「ヴァンパイア(吸血鬼)」たちが現れちゃうん
店主すー
10月15日


セプテンバー♪
いゃあ〜ビックリやら嬉しいやら! 今日のランチに、何とアレサ・フランクリンのバックでベースを弾いていたミュージシャンSさんがご家族でご来店(O_O) 「食事も店の雰囲気も素晴らしい!」とのお言葉を頂きとても光栄でした。 そんなご縁が繋がったのも、連れて来てくれたNちゃんのお...
店主すー
9月30日


Soul food
ほうぼう屋のメニューには 「ダーティー・ライス」(写真奥)などの ソウル・フードがいくつかあります。 「ソウル・フード」とは、 本来アフリカ系アメリカ人の伝統料理を指す言葉。 むかし奴隷制があった時代、白人が食べずに捨てていた豚や鶏の内臓や豚足や鶏の手羽などを、...
店主すー
9月29日





