「魴鮄」も「HOBO」も「方々」から♪
- 店主すー
- 3月4日
- 読了時間: 3分

一昨日とは打って変わり、
昨日は雪も降る寒い1日。そして今夜も雪の予報が…。
皆さん、体調管理には十分気をつけましょうね〜!
ところで昨日は
女の子の成長を祈る「ひな祭り」でした (*^^*)
女の子と言えば、
先日3歳のKちゃんという女の子から
この「魴鮄(ほうぼう)」というお魚のぬいぐるみを頂いたんですm(_ _)m
ご家族で水族館へ行きこれを見つけたそうですが、小さい彼女はもしかしたら
「このお魚の名前からほうぼう屋の店名が付いたのかなぁ?」
と思ったのかもしれませんね。
ちなみにそのKちゃんの親御さん達、出会いの場は何とほうぼう屋。なのでKちゃんは私にとってある意味孫のような存在。
当然親御さん達は店の名が英語の「HOBO」から由来している事は分かっているんです。
しかし調べると、それはまんざら違うという訳ではないんですよね。
と言うのも、お魚もHOBOも
「あちこち」を意味する「方々」という日本語が由来と言われているからなんです!
この「ほうぼう」というお魚。
赤い体に青くて大きな羽が生えていて、まるで熱帯魚のように綺麗!そして何と歩く事も出来るんだとか(O_O)
皆さん、胸の辺りに付いている3本の足のようなもの分かりますか?
実はこれを使い海底を「方々」歩いているのだそう。
そこから「ほうぼう」という名が付いたんだとか。
…つまりほうぼう屋の店名の由来となった「HOBO(ホーボー)」と一緒なんです!
実はこのHOBOという英語も
日本語の「方々」からきているという有力な説が。
ちょっと長くなりますが、
いい機会なので今回は久しぶりに
「店名の由来」についてお話しさせて頂きますね♪
…時は19世紀の終わりごろ、全米に鉄道がひかれたそうな。
当時は不況で職を見つけるのがとても難しい時代。
そんな中、
命がけで列車にしがみつきタダ乗りしながら職を求め大陸を放浪する人達がいました。
そういう人の事を「HOBO」と呼んだそうです。ブルースの歌にもよく出てきます♪
実はその「HOBO」語源は「日本語」という説が!
当時日本からアメリカに移民する人々も多く、そのほとんどが鉄道建設の仕事についていたのだとか。
そしてそんな放浪する人達を見た日本人が
「方々に行く人」「方々から来た人」と言いったそうな。
つまりその日本語の「方々」が
そのまんまアメリカ英語の「HOBO」になったという話なんですよね〜!
後にこの「HOBO」は
「成功を夢見てさまよう人」とか
「権力に屈せず自由な生き方をする人」
というニュアンスにも変わっていった様子。
そんな行くあてもなく放浪した「HOBO」♪
そして
「方々の人の協力でこの店が出来た事」
「方々からいろんな人に来て欲しい」
…そんな感謝や願いを込めて
私は「ほうぼう屋」という店名をつけました。
…あれから32年。
多くの出会いや別れ、そして世の移り変わり。
まるでここに居ながら、まだまだあてのないHOBOの旅を続けているような気さえします。
店主すー
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