スティーヴ・クロッパー、どうぞ安らかに。
- 店主すー
- 2 日前
- 読了時間: 2分

寂しい話題が続いてすみません…。
昨日12月3日、
ブッカー・T&ザ・MG’sやブルース・ブラザーズでの活躍でも知られるギタリスト、
スティーヴ・クロッパーが旅立ってしまったそうです…。享年84歳。
この方は自分がガンガン前に出て目立つプレイをするというより、シンガーやバンドメンバー、そしてオーディエンスを気持ちよく盛り上げる事に終始徹していた「職人ギタリスト」だったように思います。
そして何と言っても、ギタリストとしてだけでなく、プロデューサーや作曲家としても活躍された方でした。
ほうぼう屋のCD棚にある音源の中で、この方が参加してるアルバムは数知れず。(この写真以外にもまだまだあります。)
オーティス・レディングが亡くなる直前に録音されたあの名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」だって、実はクロッパーの作品なんですよね。
今日は久々に忌野清志郎さんのソロアルバム「メンフィス」を聴きました♪
この作品も、彼が敬愛するクロッパーをプロデューサーに迎え、清志郎さんが憧れたオーティスのバックバンドだったMG’sとメンフィスで録音したものです。
私はこのレコーディング時のエピソードがとても印象に残っているんです。
それは、清志郎さんがスタジオ入りした時の事。
メンバー達が「歌詞の意味を教えてくれ。じゃないと弾けないだろ。」と言ったそうです。
それは当たり前の事だと思うのですが、彼らの腕からすれば、歌詞の意味を知らなくともチャチャっと終わらせる事だって出来たはず。
しかし「俺たちはそんなつまらない仕事をするつもりはない。」という姿勢だったそう。流石!プロはプロでもプロ中のプロ!!やっぱこうでなくちゃ(^^)v
スティーヴ・クロッパーが残してくれた数々の作品を、ほうぼう屋はこれからも流し続けてゆきます♪
けれど昔と違って今聴くと、何か寂しさも一緒にこみ上げてくるんですよね…。
沢山の素晴らしい音楽を、ありがとうございました!どうぞ安らかに。
店主すー






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