坂本龍一さんとほうぼう屋の縁
- 店主すー
- 2023年4月8日
- 読了時間: 2分

この頃ほうぼう屋では
「ミュージシャンの○○さんが亡くなった」という話題がとても多くなりました。
寂しい事ですが、
みなさん「もう何があってもおかしくない」という歳なんですよね…自分も含めて。
先日も坂本龍一さんの訃報が。
それを聞いた時、最初に私の頭の中には「戦場のメリークリスマス」のメロディと共に、
ある少年の顔が浮かびました。
15年ほど前の事ですが、
知り合いのお客さんが「親戚の子どもも連れて来たよ〜」と私に紹介してくれた事がありました。
中学生ぐらいの男の子で、
普段はニューヨークに住んでいるという日系アメリカ人。
その子は、ほうぼう屋で流れているBluesや壁に飾ってある絵やポスターに興味津々。
「家にはピアノがあって、お父さんの仕事は音楽家です。」
「でも自分は音楽じゃなく、どちらかと言えば映像に興味があるんだ。」
「Bluesってどんな音楽なの?」…などなど、いろんな話をした事を覚えています。
写真は、
その時N君が従兄弟のK君からお勧めされて食べていた「ねぎじゃこ飯」
それから随分経ってからの事。
実はその子のお父さんは、坂本龍一さんだったという事を知らされてビックリしてしまいました。
坂本さんご本人とはお会いした事はありませんが、
今思えばほんの少しだけほうぼう屋とも接点があったんだなぁと。
訃報を知り、息子さんの事も気になったのでネットで調べてみたら、
現在は映像作家として世界でご活躍されているとの事。
あの少年も今は立派なアーティストとして頑張っているんですね。
坂本龍一さんはかつて
「音楽の力という言葉には嫌悪感がある」と発言していました。
「自分は好きだから音楽をやってるだけ。極端に言えば1人きりでもやっている。」と。
そんな想いを、聴く側も同じように感じ共有出来るって凄く幸せな事ですね。
それは、何の世界でも同じだろうと思います。
坂本龍一さんのご冥福と共に
ご家族の幸せをお祈り申し上げます。
店主すー






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