映画『罪人たち』オススメです(^^)
- 店主すー
- 10月15日
- 読了時間: 3分
更新日:10月16日

ここ数ヶ月、
ほうぼう屋のお客さん達の間でちょくちょく話題に上がるのが『国宝』と『罪人たち』という映画。
なかなか映画館に行く時間が確保出来ぬまま、そうこうしてるうちに『罪人たち』の方は上映が終わってしまったんです…。
けれどスタッフKから「もう配信が始まった!」という事を聞き、彼の奢りで早速2人で観てみました。
そしたら、めっちゃ面白かったんです!!
そこで皆さんにも是非ご覧になって頂ければと思い、
今回はちょっとその映画をご紹介させて下さい(^^)/
作品の舞台は今から93年前の「今日」!
1932年10月15日、ミシシッピ州クラークスデイル。
写真は、ほうぼう屋の店内に貼ってあるミシシッピ州デルタ地帯の地図を描いたポスター。この真ん中辺りにあるのがクラークスデイルで、デルタ・ブルースの中心となった街です♪
映画のお話は、
その街に新しくオープンしたジューク・ジョイント(酒場)で起こった1日の出来事について。
なんとそのジューク・ジョイントに、
アイリッシュ系のアパラチアン・フォークを演奏する「ヴァンパイア(吸血鬼)」たちが現れちゃうんです!!
つまりシンプルに言えば「ホラー映画」(O_O)
主人公の若きブルースマンであるサミーは、チャーリー・パットンやサン・ハウスに憧れて、
ジュークジョイントでブルースを演る事になったという設定。
なので実在したミシシッピ出身のブルースマンだと、
ロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズ、ジョン・リー・フッカーやエルモア・ジェームス等と同世代という事になります。
そして何故かその時代には居ないはずのリトル・ウォルター風の人物も。
そして映画の最後には、
現在89歳のバディ・ガイが60年後のサミー役として出演しており、このシーンは何かジーンときました。
映画の中では「デルタ・ブルースVSアパラチアン・フォーク」が「黒人音楽VSヴァンパイア音楽」として対比されていたのですが、
「何故ヴァンパイアはアイルランド系なのか?」と思いその後いろいろ調べてみたんですよね。
そしたら、
「大昔に差別を受けてアイルランドからアメリカにやって来た人達が、同じ差別を受けていた黒人の人達を差別し、
音楽の才能ある黒人を仲間にして結局は自分達アイルランド音楽の力を強めようと企んでいる」という、
何とも複雑な差別の歴史をホラー映画として描いているという考察を読みました。
…ざっくりしたまとめ方ですみません(^^;;
とにかく、歴史背景やいろんな要素がめちゃくちゃ詰め込まれた内容で、深すぎて深すぎて私には言葉で上手く説明する事が出来ません…m(_ _)m
けれど、個人的にはとにかく面白かったので超お薦めしたいです!
映画館で見逃した方、これを読んでご興味を持たれたという方、
もうすぐハロウィンですし、秋の夜長に配信でご覧になってみてはいかがでしょう♪
店主すー






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