渋谷陽一さん、ありがとうございました。どうぞ安らかに。
- 店主すー
- 7月31日
- 読了時間: 2分

追悼の意を込め、この頃ほうぼう屋では渋谷陽一さんが大好きだったレッド・ツェッペリンをよく流しています♪
去る7月19日、
音楽評論家の渋谷陽一さんが74歳で旅立たれてしまいました。…寂しいです。
中学の頃ロックに興味を持ち始め、それが入り口となって後にブルースへと導かれていった私でしたが、その原点をたどっていくと渋谷さんの存在は大きく、私にとっては大恩人の1人でした。
中学や高校の頃はレコードを買うお金などそんなにある訳もなく、私はいつもラジオから流れてくる曲に耳を傾けていました。
そして渋谷さんがDJを務めていたNHKーFMの「ヤングジョッキー」や「サウンドストリート」は毎週欠かさず聴き、そこで紹介される曲はカセットテープに録音し何度も何度も聴いていたんですよね。
そんな渋谷さんは洋楽を流す時、
和訳の詞を朗読する事もあって歌詞の内容を知る事も出来ました。
私にとって渋谷さんがDJを務めるラジオ番組は、まさにロックの学校であり教科書となっていたんです。
特に情報の少ない田舎の子どもにとっては貴重な情報源。そして間違いなく思春期の私は渋谷さんの影響を大きく受け、教えて頂いた数々の曲や語って頂いた言葉は大切な心の糧となっていました。
そんな渋谷さんの物言いはハッキリしていて、時には他の音楽評論家を容赦なくこき下ろしたり、有名ミュージシャンの作品を「つまらない。ゴミだ!」などと平然と言う事もあったりと結構過激な所もあったんです。
しかし私は直感的に、そういう尖った渋谷さんがいいなと感じたんですよね。
今思えば、そんな渋谷さんに出会わなければ、その後の自分やほうぼう屋はなかっただろうと思います。
沢山の音楽を教えて頂きありがとうございました。そしてまたひとつ、さよなら私の青春。
どうぞ安らかに。
店主すー






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