- 店主すー
大切な道しるべ
今回、
お若い世代の方々にはちょっとピンとこないかもしれませんが、
私・店主すーの思い出も詰まったお話 m(_ _)m
去る7月25日、
フリートウッド・マックの初期メンバーの
ピーター・グリーンが亡くなりました。
そしてまた日本でも、
昭和歌謡歌手の弘田三枝子さんの訃報が入りました。
奇しくもお2人とも享年73歳。
心からご冥福をお祈りいたします。
イギリスと日本のミュージシャン。
一見相対するようなお2人ですが、
私にとっては
「洋楽」を教わり、
「Rock」を知るキッカケとなり、
「Blues」への橋渡しをしてくれた、
大切な道しるべの方々。
もし、
こういう方々と出会わなかったら、
この「Blues居酒屋ほうぼう屋」も存在しなかったかもしれません。
そしてここ数年、
そういう方の訃報が続きとても寂しいです。
「Bluesへの入り口」
と言えば人それぞれですが、
私の場合いわゆる「Blues-Rock」と呼ばれるものでした。
ローリング・ストーンズ、クリーム、ジミヘンやジャニス、ツェッペリン、フリー、オールマン…etc、
挙げたらきりがありません。
1960年代後半、
多くのRockミュージシャンがBluesに影響を受け、それをベースに新たな音楽を生み出していったわけです♪
お客さんと話すと
「Bluesへの入り口はRockだった」という方、結構いらっしゃるんですよね。
けれど
「そこにたどり着く過程」は人それぞれ。
そして「その先」もまたいろいろ。
「本物の黒人Bluesを聴いてからはRockが何か物足りなく感じ、遠ざかってしまった。」という方。
反対に
「ホンモノはちょっと退屈orヘビーだなぁ…」と感じてしまった方、
などなどいろいろです。
いずれにしても、
今より情報が少なかった時代。
そんなミュージシャン達のお陰で多くの人がBluesやいろんな音楽を知るキッカケとなった訳です。
改めて思いますが、そんな存在は本当に重要だったなぁと。
亡くなってから気付くこと、多いですね…。
さて写真のアルバム、
日本版「ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ」は、
若い頃すり切れるまで聴きました。
この頃のピーターさんはまだ20歳。
抑揚に富んだ繊細なエレキギターの音色♪
いわゆる「泣きのギター」に釘付けになったギタリストは私の周りでも多かったです。
素晴らしい音楽を、
本当にありがとうございました。
どうぞ安らかに。
店主すー