Soul food
- 店主すー
- 9月29日
- 読了時間: 2分
更新日:9月30日

ほうぼう屋のメニューには
「ダーティー・ライス」(写真奥)などの
ソウル・フードがいくつかあります。
「ソウル・フード」とは、
本来アフリカ系アメリカ人の伝統料理を指す言葉。
むかし奴隷制があった時代、白人が食べずに捨てていた豚や鶏の内臓や豚足や鶏の手羽などを、
黒人達は「どうやったら美味しくなるだろう」と知恵を絞り調味料やスパイスを加え調理したそうです。
それは過酷な労働で疲れた体と心を癒し、黒人達の心に刷り込まれた言わば「魂の料理」
そしてそんな「食事と家族」をテーマにした
『Soul Food』(1997年公開)という映画があるんです。
以前スタッフK(息子)が見つけて教えてくれて、それから2人ともDVDで何度も観返しました。
中には調理シーンなどもあり、私はとても参考になりました。そしてそのサントラも店で時々流しているんです♪
映画の内容は、アメリカ黒人家庭版『サマー・ウォーズ』といった感じです。
「ビッグ・ママ」の愛称で呼ばれてるおばぁちゃんが大好きな少年が主人公。
そのビッグ・ママは、家族間で起こるゴタゴタを解決する名人。
そして毎週行われる「日曜ディナー」では、そんな一族を集めソウル・フードを作って食べさせながら家族の絆を強く結びつけさせていました。
しかしそのビッグ・ママが病に倒れ亡くなってしまってからは、家族がバラバラに…。
主人公の少年はそんな様子を見ながら、ビッグ・ママから託された願いを何とか叶えようとアレコレ奮闘する…。
ザックリ言うとこんなお話です。
日本のアニメ『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』でも、いつも家族全員が揃って食卓を囲んでいるシーンがありますよね。
それは理想的なのかもしれないけれど、
現代の日本では「共働き」「残業」「介護」「塾通い」「バイト」…などなど、様々な生活スタイルで昔のように朝晩家族揃って食卓を囲む回数は減ったろうと思います。
現に私の息子も中学からはいわゆる「鍵っ子」で、学校から帰ってきても毎日1人で夕飯を食べさせていました。
けれど、いつも全員揃って食事が出来たとしても、その場が楽しくなかったらどうでしょう?せっかくの料理も美味しくなくなりますよね。
…なにが悲しいって、私が子どもの頃の父親との関係がそうでしたら(涙)
なので大事なのは回数ではなく、
「その中身」なんだろうなぁとも思います。
この映画にご興味を持たれた方は是非ご覧になってみて下さい!
そしてほうぼう屋のソウル・フードを是非ともご賞味くださいませ(^^)/
店主すー






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