ほうぼう屋は32周年を迎えさせて頂きました\(^^)/
- 店主すー
- 7月16日
- 読了時間: 3分

「ほうぼう屋のすーさん、がんで亡くなったらしいよ。それで今は娘さんが継いでるんだって。」
「へ〜そうなんだ。」
…こんな会話が西荻にある他のお店で交わされているのを、ほうぼう屋の常連Fさんが聞いたそうです。ビックリです(°_°)
「私がんにはなったけど死んでないし、息子はいるけど娘いないし…。」
「いやちょっと待て。今継いでる娘さんって、もしや私の事…?」
「だとしたら、それって捉え方によっては、私は私の娘ぐらいの年に見られてるという事だよね。」
「…なら、まぁ良しとしよう(^◇^;)でも誰だ⁉︎ そんなデマ流してる奴…」
皆さ〜ん、
確かに私はがんを患いましたが、生きてて仕事もしてますよ〜!
話には尾ひれはひれが色々ついてますよ〜!!
そんな話は何も根拠のないデマですよ〜!!!
いやぁ〜噂話って怖いですね。私も人から聞いた話を口にする事がありますが、気をつけようと思います。
さてそんな噂の(苦笑)ほうぼう屋ですが、
本日32周年を迎えさせて頂きました!
それもこれもみんな、店を使って頂いたお客様、お世話になっている取引先や様々な形で支えて頂いた方々、そして一緒に頑張ってくれた歴代バイトさん達やスタッフK、そんな沢山の皆さんがいてくれたお陰です。本当に本当に、ありがとうございました!!
それにしても今年は、
この日を迎えさせてもらえた事がとっても感慨深い年となりました。昨年11月にがんの告知をされた時は「もしかして来年32周年を迎える事は出来ないのかも…」そう思ったからです。
これまでだってそんな風に思った事は色々ありましたが、病気には勝てません。
けれどその一方で「負けちゃいられない!」とも。
私は子どもの頃から辛い事があると、それまであったいい事だけを思い出して「嘘でもいいから笑おう」としてしまうクセがあります。…何か泣いてしまったら負けるような気がして。
でも結果、そのクセが免疫力を上げてくれたのかもしれませんね。
しかし時間が経つにつれ
「物事全てなるようにしかならない。無理に笑わず行こう!」そんな風にも思いました。そして自分の辛い気持ちを言葉にして色んな人に聞いてもらったんです。すると気持ちが結構楽になったんですよね。これってある意味Bluesだなぁと思いました♪
災難に遭う時は遭うほかなく、病気になるる時はなるしかない訳です。悲しんだり悔やんだりしてもしょうがない。あるがままを受け止めて、その時出来る事を精一杯やるしかないと、この年になって思えるようになりました。
でももうちょっとだけ元気でいたいなぁ…。
だってこれまでお世話になった人達に、まだまだ恩返し出来ていないので。
幸せって何でしょうね?
アレコレ欲張りたくなるけれど、とりあえず毎日仕事が出来て、美味しく食べられて、楽しく笑って、自分の足で行きたい所に行ける事。
そんな当たり前だと思っていた事が実は尊いんだと、がんを患い改めて気付かされました。
なので退院してからはこれまで行けてなかった場所へ行ったり、会えてなかった人に会ったりなどなど…「そのうちいつか」と先延ばししていた事を1つ1つ現実にしていきました。それは今も続いています。
行ける時に行かなければ「また今度」は永遠に来ない日がいずれやってきます。
という訳で皆さん、
「いつまでもあると思うな、健康とほうぼう屋!」(笑)
33年目もどうぞ宜しくお願いします!
さてささやかではありますが、
今日来てくれた方にはこの日を迎えさせて頂いた感謝の気持ちとして「ドリンク一杯なんでも無料!」とさせて頂きます♪
…しかしあろう事か、何と昨日冷蔵ショーケースが壊れてしまい、瓶ビールなど一部の商品はお出し出来なくなってしまいました(涙)でも冷たい生ビールは有りますので、どうぞお気軽にお立ち寄り下さいね〜(^^)/
西荻窪 ほうぼう屋 店主すー






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