頭脳警察・PANTAさん、どうぞ安らかに。

　去る7月7日

「頭脳警察」のボーカル&ギター・PANTAさんが73歳で旅立ってしまいました。

この方が日本の音楽界に与えてくれた影響は計り知れません…寂しいです。

　私がPANTAさんの事を初めて知ったのは、

岩手にいた高校生のころ。

深夜放送のラジオから流れる「頭脳警察」はなんだかとっても衝撃的！

「危険なニオイがするぞ〜、でもカッコいいよなぁ」と、

上京してからはPANTAさんのライヴに何度も足を運びました。

　そして、それから随分経ってからのこと。

幸運にも私は頭脳警察のメンバーである

ドラム&パーカッション・TOSHIさんと米国キャンプでバンドの仕事を一緒にやらせてもらう機会が何度もあったのです。

（ TOSHIさんは「トラ」つまりレギュラーメンバーに欠員が出た時に呼ばれる人という役割りでした）

　しかし意外にも

「え！これが世間で過激と言われてる頭脳警察の人…？」そう思ってしまうほどフレンドリーで、優しくて威張ったところなんか全くない普通の人だったんですよね。

今思えば、アルバムの発売禁止エピソードなどをメンバーご本人から聞かせてもらえるなんて、光栄な想い出だったなぁと。

　世の中ではずっと「過激なバンド」と言われてきたけれど、全然そうじゃないんです。真面目でストレートなだけ。

だから「自分のBluesを吐き出すように歌う悪たれ小僧って、やっぱりカッコ良かったんだ！」なんて再認識もさせられました。

　それにしても、七夕の日に星になるなんて…

PANTAさん長い闘病生活お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。

どうぞ安らかに

　　店主すー