映画『ジェイムズ・ブッカー 愛すべきピアノ・ジャンキー』観て来ました〜♪

ほうぼう屋を訪れてくれるお客さん達にはいろんな方々いて、こと音楽に関して言えばブルースだけでなく、クラシック・ジャズ・ロック・ファンク・パンク…などなど、あらゆるジャンルの音楽好きの方がいます。
そんな中、
「子どもの頃からクラシック・ピアノを演っているけれど、最近はブルースやジャズに目覚めて挑戦中!けれどこれがどうして、なかなか難しいんです〜(ToT)」
と言う方も。
私はそういう方が来ると、
すかさずジェイムズ・ブッカーというミュージシャンのアルバムを流します♪するとこの方が弾くショパンの「小犬のワルツ」を聴いて、「え〜!なにこれ面白〜い(O_O)」と皆さんビックリされるんですよね。ちょうど先日もそういった場面がありました。
ジェイムズ・ブッカーという方は、
ジャズ・ブルース・ラグタイム・R&B・ファンク・ロック…などなど、あらゆるジャンルを彼流に何でも弾きこなしてしまう天才プレイヤー!その上ショパンやラフマニノフといったクラシックもお手のもの。
そして「孤高の天才」と一目置かれる伝説のピアニストでありシンガーでもあるんです。それは多様な音楽スタイルが混ざり合う「ガンボ・ミュージック(ごちゃ混ぜ音楽)」が育まれたこの方の出身地、ニュー・オーリンズという土地柄ならではのものなのかもしれません。
私は先日、
そんなブッカーの生涯を追ったドキュメンタリー映画『ジェイムズ・ブッカー 愛すべきピアノ・ジャンキー』(リーリー・キーパー監督,キングレコード配給,2026日本公開,)を、アップリンク吉祥寺さんで観てきました♪
やっぱりブッカーは天才なんだと思います。けれど映画を観ていくうちに思ったのは「何でも弾きこなすという事だけでは、人の心に響きなどはしない」という事。
その裏には、酒と薬物依存、躁鬱病、統合失調症、左目の失明、同性愛…。ブッカーの中にあるどうしようもない孤独や誰にも言えない苦しみや悲しさ。
そういったものを抱えた彼の音楽には、なんだか切なさを感じさせられるものがあったんですよね…。だからこそ聞く者の心に響くのかもなぁと。
うまく言えませんが、世の中でろくでもないと言われる人達にも愛すべき一面があり、つまらない人生を送ってるように見える人にも、共感する所が色々あったりします。
例えば、表面的に見ればちょっと距離を置きたくなるような人でも、深く関わってみると、実は思いがけない優しさや隠された魅力がある事に気付かされる事だってありますよね。
そんなブッカーは今から43年前に43歳という若さで旅立ってしまいました。映画の中では一緒にプレイしたミュージシャンやプロデューサーなどのインタビューがいろいろ出てきたのすが、その中にはとんでもないエピソードが次々と(O_O)
そういった出演者の方々はそうそうたる顔ぶれでしたが、もう既に亡くなってる方々もいたので、そういった意味でも貴重な映像だなと感じました。
ラストのお葬式のシーンで流れていた「People Get Ready」を聴きながら、私は何だかジ〜ンときてしまいました(T-T)
そして私の頭の中には、「これまで私が出会ってきた愛すべきろくでなしの顔」もアレコレと浮かんできたんですよね…。
映画の上映は先日で終わってしまいましたが、これを読んでご興味を持たれた方は是非ともこの方の音楽を聴いてみてください(^^)/
店主すー


コメント