店主すーと米軍基地の40年前♪
- 店主すー
- 2024年5月21日
- 読了時間: 3分

昨日の続きです♪
こちらの写真は、40年前の横田基地内にある「米軍クラブ」
ステージで誰かが歌ってるんですが、この人は一体誰なんでしょう?
何を隠そう実はこれ…私です(笑)随分むかしの写真で恐縮ですが(^^;;
改めましてわたくし(店主すー)、
80年代には北は青森の三沢〜南は沖縄まで日本全国にある
「米軍基地内のクラブで歌う仕事」をしていた事がありました。
スタッフKの研修もあったので今回はちょっといい機会だと思い、
私が米軍基地内のクラブで経験してきたことについてのお話しも。
まずは「米軍クラブとはなんぞや?」という事ですよね。
みなさんご存知のように第2次世界大戦後、アメリカ軍が日本のあちこちを接収し米軍基地を作りました。
そしてその中では軍事施設だけでなく、
兵隊の生活&娯楽の場としてスーパー、映画館、レストラン等とともに、
「米軍クラブ」と呼ばれる施設を作ったんです。
クラブは「将校・Oクラブ」「下士官・CPOクラブ」「一般兵・EMクラブ」と階級によって分かれています。
そんなクラブの中では、
食事や酒類などと一緒にバンドの演奏が提供されているのですが、
現地アメリカ人のミュージシャンをしょっちゅう連れて来る事は難しかったので、
日本人ミュージシャンにアメリカ音楽を演奏させていたという訳なんですよね。
そんな「日本の中のアメリカ」でミュージシャンとしての仕事にご縁を頂き、
私は音楽事務所に所属し、バンド“brown trout”のメンバーと共に、
80年代に結構長いことやらせて頂きました。
けれどそれはかなりシビアな世界!
重い器材を自分達で楽器車に詰め込み、バンドごと移動するわけですが、
LIVEはなんと一晩に45分のステージを5回!勿論やる曲は全て違います♪
いゃあ〜今思えば、若かったから出来たよなぁと(^^;)
内容的には「Blues」という訳ではなく、
お客さん(80年代の軍人さん)からリクエストが多かった
60〜70年代のRockやR&B、時にはSoulといった曲目でした♪
そして何と言っても観客はアメリカ人。
とにかく反応がシビアというか素直というか、本当に正直なんですよね。
日本の遠慮深いお客さん相手のライヴとは大違い!
つまらなければブーイングどころか、ビンや灰皿が飛んでくる始末…これには最初かなり凹みました〜(T_T)
…その代わり、
盛り上がった時はもの凄い事になるんです\\\\٩( 'ω' )و ////
その反応は、バンドのメンバーがアメリカ人だろうが日本人だろうが同じ「そんなの関係ねー!」といった感じなんです。
なので自分にとっては、そういった反応が自信へ繋げられるかどうかの「物差し」にもなっていったんですよね。
また一般には知らされていませんが、
年に何回かはアメリカからヴァン・ヘイレンやジョーン・ジェットといったビッグ・ミュージシャンも来ていました。
昔は何とあのルイ・アームストロングさんも!
そういったミュージシャン達は、軍用機に乗ってやって来てまたそれで帰るのですが、我々もそういった方々の前座をやらせて頂いた事があり、
今となっては本当に貴重な思い出です。
まぁいろんな意味で鍛えられましたが、
そんな貴重な体験をさせてもらえた事が今のほうぼう屋をやる上で「大事な土台」となった事だけは間違いありません。
とにかく
米軍基地内のクラブや周辺にある外国人向けのお店は
「日本にあるのに日本じゃないカンジ」で、
それを味わうだけでも刺激的だと思います!
スタッフKに話を聞いていただいても、
当日の基地の様子を多少は語れるかと!
友好祭の日は一般の日本人も中に入れますので、
もしご興味があればぜひ行ってみてくださいね〜(^^)/
店主すー
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