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  • 店主すー(サイト所有者)

“Dead Drunk Blues” ー禁酒法の時代ー


 “Dead Drunk Blues”

ほうぼう屋店内に貼ってある1927年に発売されたマ・レイニーのレコードのポスター♪


…しかしよく考えてみると、

この時代って禁酒法が施行されていたはずなんです。


 今から100年程前にアメリカで実施された「禁酒法」とは、

お酒の製造・販売・輸送が全て禁止されるという法律。

でも実際はこのポスターのように、取り締まりから隠れて呑んでいた人も数多くいた訳です…。


 この時代のBluesにはお酒の話もよく出てきます。

「密造酒」だったり、「もぐり酒場」だったり。

そしてマフィアは、

そんな界隈で身体を壊すような粗悪な密造酒を売り、莫大な利益を得たのだといいます。


 さてこの頃、

「現代に禁酒法の時代がやってきた!」

なんてブラックジョークが巷で飛び交ったりもしていますが、

再び出された緊急事態宣言。

今回は飲食店のお酒提供にもストップ要請が出され、これまで以上に厳しく規制しようという内容。


 ほうぼう屋も、

一昨日からお酒の提供はストップさせて頂きました。

けれど、そんな「宣言」や「要請」だけで世の中が大きく変わるんでしょうか?

逃れようと思えば、規制の抜け道なんていくらでもある、作るのが世の常。


 実際西荻窪の町でも、

路上や公園で呑んでる人々や、

看板の照明を落とし協力金を不正受給しながら「もぐり酒場」をやっているところも…。


究極、とどのつまり、

感染対策って一人一人の「思い」や「行動」でしかできないと私は思います。


 常日頃、

ほうぼう屋の感染対策にご協力頂いている皆様、

本当にありがとうございます。


しかし、

世のさまざまな有り様を見て、アレコレ思う今日この頃です。


  店主すー

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