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“Dead Drunk Blues” ー禁酒法の時代ー
- 店主すー(サイト所有者)
- 2021年4月27日
- 読了時間: 2分

“Dead Drunk Blues”
ほうぼう屋店内に貼ってある1927年に発売されたマ・レイニーのレコードのポスター♪
…しかしよく考えてみると、
この時代って禁酒法が施行されていたはずなんです。
今から100年程前にアメリカで実施された「禁酒法」とは、
お酒の製造・販売・輸送が全て禁止されるという法律。
でも実際はこのポスターのように、取り締まりから隠れて呑んでいた人も数多くいた訳です…。
この時代のBluesにはお酒の話もよく出てきます。
「密造酒」だったり、「もぐり酒場」だったり。
そしてマフィアは、
そんな界隈で身体を壊すような粗悪な密造酒を売り、莫大な利益を得たのだといいます。
さてこの頃、
「現代に禁酒法の時代がやってきた!」
なんてブラックジョークが巷で飛び交ったりもしていますが、
再び出された緊急事態宣言。
今回は飲食店のお酒提供にもストップ要請が出され、これまで以上に厳しく規制しようという内容。
ほうぼう屋も、
一昨日からお酒の提供はストップさせて頂きました。
けれど、そんな「宣言」や「要請」だけで世の中が大きく変わるんでしょうか?
逃れようと思えば、規制の抜け道なんていくらでもある、作るのが世の常。
実際西荻窪の町でも、
路上や公園で呑んでる人々や、
看板の照明を落とし協力金を不正受給しながら「もぐり酒場」をやっているところも…。
究極、とどのつまり、
感染対策って一人一人の「思い」や「行動」でしかできないと私は思います。
常日頃、
ほうぼう屋の感染対策にご協力頂いている皆様、
本当にありがとうございます。
しかし、
世のさまざまな有り様を見て、アレコレ思う今日この頃です。
店主すー
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