エリック・クラプトン来日記念フェア!
- 店主すー
- 4月14日
- 読了時間: 4分

「エリック・クラプトン来日記念フェア!」
ということで、このごろ店では
「世界にBluesの存在を広めた偉大なロックミュージシャン」である彼のいろんな時代のアルバムをアレコレ流しています♪
今回の来日公演に行かれるというお客さんも結構いるのですが、
私は若い頃に何度も観ているしチケットがメチャ高いので、正直「まぁ今回も無理かな…」と諦めていたんです。
そしたら何と!!
スタッフK(プライベートでは息子)から
「奮発した早めの誕生日プレゼント」という事で、
彼の奢りで来週21日(月・定休日)に一緒に行く事になりました〜\(^^)/
…でも店の売り上げや彼に払ってる給料を思えば、本当に清水の舞台から飛び降りたプレゼントだったろうと(T-T)
なので仕事も頑張らないと!
さて、そんなクラプトンを店で流してるとお客さんからの反応はいろいろ。
中には「このごろのクラプトンは枯れててちょっとつまらない。ガンガン弾きまくっていたクリームの頃の方が絶対いい!」と言う方も。
その方70歳を過ぎている元バンドマンのFさんという方なんですが、
私はそれを聞いて「Fさん元気だなぁ〜」と思いました。
と言うのは、私も若い頃クリームにハマり聴きまくっていたのですが、久しぶりに聴いてみると…、何だか疲れるんです。
クリームを聴くには「体力」がいるんですよね(^^;;
なので最近の自分にはヤードバーズやクリーム時代よりも、「親友ジョージ・ハリスンの妻との結婚と離婚」「薬物やアルコール依存からの更生」そして「息子がNYの高層アパートから転落死するという辛い体験」等、
壮絶な人生を経て歳を重ねた今のクラプトンの音の方が沁みてしまうんです♪
また中には、
「クラプトンが好きすぎるからライブには行かない…」というお客さんも。
その方はほうぼう屋に30年通ってもらっているブルースファンのOさんという方なのですが、
私から言わせると「無名だけど超凄いブルースギタリスト」なんです!!
聞けばOさん、若い頃クラプトンが大好きでさんざんコピーしまくっていたそう。
しかしその後、クラプトンのルーツである黒人ブルースを聴くようになってからはクラプトンの演奏が物足りなく感じてしまい、
ライブに行っても
「あ〜B.B.キングならこう弾くだろうなぁ」とか、
「フレディ・キングならこうだよなぁ」と、
比べて聴くようになってしまったそうなんですよね。
そして、「そんな聴き方をしてしまう自分がクラプトンに対してとても失礼な事をしている」と感じてしまったのだとか。
「だから今は行かない…」と。
それを聞いて私は「何か分からなくないなぁ」と思うところもありました。
私もブルースへの入り口は、
クリームやローリング・ストーンズ、ジャニス・ジョップリンやジミ・ヘンドリックスといった
「黒人ブルースに大きな影響を受けたロックミュージシャン達」からだったんです。
でも黒人ブルースを聴くようになってからは、何か軽く感じてしまうというか何というか…、やっぱり「本家は凄いなぁ」と思うようになってしまったんですよね。
でももちろんそんなロックの方々には凄く思い出もあるし、感謝や尊敬の気持ちも強いです。
なので今の私は「それはそれ」「これはこれ」と、割り切って聴いています♪
でもOさんは好きすぎて中々そうは思えないんだろうなぁ…と。
つまり「ブルースに対してとても真面目で純粋な人」なんですよね。そして不器用。
またOさんは誰かに聴いて欲しいという気は全くなく、自分の為だけにギターを弾いてるところもブルースな人なんです。
…なので、
同じブルースファンでイギリス人のクラプトンさんと日本人のOさんが、
もしほうぼう屋のカウンターで一緒に呑んでブルース話をしたらメチャクチャ盛り上がるんじゃないかな〜、なんて想像しちゃいます。笑
あっ、失礼!!!
クラプトンさんはもう30年以上禁酒してるんでした〜(笑)(本当に凄い!)
でも今のほうぼう屋は紅茶もご用意してるから
大丈夫ですよ〜、クラプトンさん(^^)v
店主すー
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