子守唄の意味
- 店主すー
- 2023年8月25日
- 読了時間: 2分

今年も花壇には綿花の花が次々と(^^)
毎年この花が咲くと
「あ〜夏なんだなぁ」なんて思うのであります。
そう言えば昨日、お客さんのKさんから
「夏と言えば、どんな曲を思い出します?」と尋ねられ、
とっさに私は「サマ〜タ〜イム♪」と口ずさみました。
そのKさんはと言えば、はっぴぃえんど「夏なんです」。
隣に居たMさんは「やっぱチューブかな〜?」と。
ちなみに
私が口ずさんだ「Summertime(サマータイム)」という曲は、今から88年前アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュインという方が、ミュージカル「ポギー&ペス」の挿入歌として作曲した黒人のララバイ(子守唄)なんです。
この曲はビリー・ホリディやサッチモなど名だたるミュージシャンにもカバーされた名曲ですが、
私が初めて聴いたのは岩手にいた中学生の頃。
ジャニス・ジョップリンVerでした。
実は、この曲の歌詞にも綿花が出てくるんですよね。
「The cotton is high(綿花はよく育ってる)」と♪
この曲に出会った中学生の頃は、近所で綿花など見かけた事もなく
「なんでCotton…?」と思いました。
しかし後になっていろいろ知るようになり
「いつか自分でも綿花を育て摘んでみたい」と思うようになった訳です。
それにしても、
人種差別から抜け出すことを夢見た黒人のララバイ「サマータイム」を初めて聴いたあの時から、もう50年近く経ってしまったんです。
最初は、
自分の子どもに向かって歌ってるんだろうと思っていました。
ところがどっこい、
途中から「あ、この歌は黒人の女性奴隷が白人の雇い主の子を抱っこして歌ってるんだ」と気付きました。
だって歌詞の中には
「あなたのパパはお金持ち、ママはとっても美人」と出てきますからね…。
もしかしてこの黒人女性の子どもはどこかに売られ、もう会う事が出来なくなっていたのかも…なんてことさえ想像してしまうんですよね。
音楽って不思議です。
年を取っていくと同じ曲でもその印象や感じ方が全然違ってくるんですからね。
店主すー
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