無名だけど実は凄い!
- 店主すー
- 2月27日
- 読了時間: 3分

世の中には
「無名だけど実は凄い!」という方がごまんといますよね〜。
例えばこの「黒い羽の天使の絵」は無名なHちゃんの作品ですが、美術館に飾られていてもおかしくないんじゃないのかなぁ?
実はこのところ
土日しかランチをやってないのをいい事に、
私は普段行きたくとも行けてなかった方々に行きまくっているんです。
そんな中、また「無名の凄い人」に出会いました♪
先日、息子と昔住んでいた阿佐ヶ谷の飲み屋街を巡っていた時の事。
当時私が行きつけだった店のマスターと昔話をしていたら、今は亡きミュージシャンの石田長生さんの話にもなったんですよね。
その頃石田さんは阿佐ヶ谷に住んでいて、そのお店にもよく通っていたようでした。
実は私もそこで偶然石田さんと居合わせ、
ザ・バンドの「ザ・ウェイト」という曲の歌詞についてお話しさせてもらった事が。
それについては長くなるのではしょりますが、2023年8月14日の投稿で書かせて頂きました。
そんな話をする中で、
何と石田さんのアゴギの師匠がそのマスターだった事をその日聞かされビックリ!!
そのお方、普段は飲み屋のオヤジなんですが、
実はプロも認めたギター弾きでもあったんです(O_O)
聞けば石田さんが初めて店にやって来た時、
店内にはちょうど大塚まさじさんのアルバムが流れていたそう♪
すると初めて来たそのお客さんからマスターは
「このギター俺が弾いてるんだけど」と言われ
「え!あんた誰…?」となったんだとか。
マスターは石田さんが有名ミュージシャンだとは全く知らなかったそうです。(私もそういうパターンはよくありますが ^^;)
しかもその後、石田さんのギターを度々聴かされたマスターは
「音数が多けりゃいいってもんじゃない!」とか
「早く弾けばいいってもんじゃない!」…などと
プロに向かってあれこれダメ出しをしたのだとか(笑)
けれど流石です!
石田さんはとても素直な方なんでしょうね。
そんな事を言われても、マスターの人柄やギターに惚れ込み、その後何度も店に通いギターについていろいろ教えてもらっていたそう♪
そして「是非とも自分のアルバムに参加して欲しい!」とも。
マスターは内心「チャーも一緒だ」と聞かされビビったそうですが(^^; 結局その後石田さんは亡くなり、その話は現実にならなかったそうなんです…。
そんな話を聞かされた私は、
マスターのギターがどうしても聴きたくなり
「1曲聴かせてもらえませんか?」
とダメ元でお願いしてみました。
すると
「もう1杯おかわりしてくれたら聴かせてやってもいいよ」
と。流石!(笑)
なので代わりに息子が頑張っていっぱいおかわりして聴かせてもらいました〜♪
そのギターはあったか〜い気持ちになるいい音色でしたが、私はそれより自分の武器を使って店の売り上げに繋げようとするプロ根性に感動してしまいました(笑)
「みんな自分の仕事に誇りを持って生きているんだなぁ。…私も頑張ろう!」
そう思えるいい夜でした〜(^^)v
店主すー
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