Blues Women
- 店主すー
- 2023年3月3日
- 読了時間: 2分

「今日は楽しい雛祭り〜♪」
という事で、
今日のほうぼう屋は女性が歌うBluesを沢山流します(^^)/
そんな「女性」と言えば、です。
先日「SNSでほうぼう屋を知りました」という方がはるばる愛知県から訪ねてくれました。
そしてそのお客さんは
「ずっと男性がやってるお店だと思っていました」と、
私が女性である事にとてもビックリされていたんです。
「どうしてそう思ったんですか?」と尋ねると、「やっぱりBluesは野郎の音楽というイメージが強いからですかね」と。
なるほど…。
確かに数だけで言えば、
Blues界は男性のミュージシャンやファンの方が多いですよね。Bluesを流すお店の店主さんを含めても。
でもBluesの歴史を作りこれまで支えてきたのは
決して男性だけではありません。
だって女だからこそ歌えるBluesや
それに共感する女性達だって沢山いますもんね。
そもそもBluesの初レコーディングは、
メイミー・スミスという女性でしたし。
第一次世界大戦後、
アメリカ南部の黒人達は仕事を求めて北部の都市に出稼ぎに行き、Bluesの録音もそこで行われるようになったそうです。
そして「テント・ショー」というサーカスや物売りの出し物に混じりBluesのライヴも行われていたのですね。
そのライヴは主に女性シンガーがピアノやビッグバンドをバックに歌うスタイルで、
マ・レイニー、アイダ・コックス、アルバータ・ハンター等ほうぼう屋に貼ってあるこのポスターに描かれた女性達。
黒人女性シンガー達の歌うBluesが白人や都市文化に受け入れられた事は、女性蔑視という当時の社会の中で多くの女性に夢や希望を与えてくれたと思います。
私が好きな女性Bluesシンガーは、
「芯のある強い声」の持ち主が多いです。
でもだからと言って
「男になんか負けるもんか〜!」なんていう気負いも
一切感じられず(現実には色々あったと思いますが)、
いい意味で「女くささがない」といった方々がほとんど。
今日はそんなBlues Woman達の歌声に
耳を傾けて頂ければ、と思うのであります。
店主すー
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